こちらのページでは、パーソナルトレーナーとして働く際に持っていると有利になると考えられる資格に関し、取得するにはどれくらいの費用が必要になるのかといった点を解説します。これからパーソナルトレーナーとして活躍したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
NSCA-CPTは、全米エクササイズ&コンディショニング協会(NSCA)により認可が行われるパーソナルトレーナーの資格です。資格を取得するには、運動生理学的な知識やトレーニングの指導技術を身につけることが求められます。
NSCA-CPTは、パーソナルトレーナーに関する資格の中でも比較的安価に取得が可能である点、また受験資格が優しいといった特徴があり、受験のしやすさも特徴となっています。ただし事前講習がなく独学で学んだ上で試験を受けることになるため、業界未経験の場合には取得が難しく感じる可能性もあります。
※資格取得には「NSCAジャパン」の会員であることも条件となります
※上記の費用のほか、CPR/AED認定にかかる費用、テキスト代が必要です
※再受験する場合には46,000円必要です
※キャンセルの場合は、受験料から違約金(50%)と事務手数料(1,100円)を引いた額が返金されます
※資格有効期限は3年間となっており、更新料は資格認定時期によって変動します(3,300~9,900円)
NSCA-CSCSは、全米エクササイズ&コンディショニング協会(NSCA)が発行している資格です。こちらの資格ではトレーニングに関する指導技術のほか、施設の管理・運用能力を持っている人に資格が与えられます。
上記で紹介しているNSCA-CPTと比較すると難易度が高い資格であり、パーソナルトレーナーとしてスキルアップしたい人におすすめの資格です。資格を取得すると、パーソナルトレーナーとしての知識と技術を持っている、という点を証明できます。
※NSCA-CPTと同様に、受験する際には「NSCA会員」への登録が必要です
※上記に加え、CPR/AED認定にかかる費用とテキスト代が必要です
※試験では「基礎科学セクション」と「実践/応用セクション」の2つを受験し、合格することが必要です
※1セクションのみ合格した場合、合格から1年以内であればもう1セクションを34,000円で受講できます
※キャンセルの場合は受験料から違約金(50%)と事務手数料(1,100円)を引いた額が返金されます
※資格の有効期限は3年間となっており、更新料は資格認定時期によって変動します(3,300円~9,900円)
※「NSCA-CPT」と「CSCS」両方の資格を更新する場合は、2つ目の資格更新料は50%の料金となります
NESTA-PFTは、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA)が認可する資格です。身体に対する専門的な知識、実践的な技術が求められるだけではなく、ビジネス面から見たパーソナルトレーナーの役割についても身につけることが必要です。
NESTA-PFTは、就業支援が充実している点などから業界未経験でパーソナルトレーナーを目指している人にもおすすめの資格といえるでしょう。受験にあたっては講習を事前に受講することが必要となっています。
【認定試験】
※不合格の場合、1年間は11,000円で再受験が可能です
※キャンセルの場合の返金はありません
※年会費はありません。ただし、NESTA会員(指導中の自己補償などが受けられる)になる場合には年会費13,200円が必要です
※資格の有効期限は4年となっており、更新手数料は22,000円です
【ゼミコース】
※資格取得にはゼミコースの受講に加えて、認定試験への合格が必要です
※コースは「ビジネス」「基礎理論」「実践理論」「トレーニング実技」の4種類が用意されています
※上記の4コース全てを受講する場合は「52,800円×4コース+教材費14,960円=226,160円」が必要です
【WEBコース】
JATI-ATIは、日本トレーニング指導者協会(JATI)が認定を行っている資格です。同協会で認定している資格の中では基礎的な資格に位置しており、ハイレベルな上位資格(JATI-AATI、JATI-SATI)も用意されています。そのため、業界未経験の方などにおすすめの資格といえるでしょう。また、トレーニング指導に特化した資格である点も特徴のひとつです。
こちらの資格では、まず養成講座を受講した上で課題の提出を行い、さらに認定試験に合格すると資格の認定が行われます。
※「NSCA-CPT」を取得している方、または過去にJATI資格を所有していた方は講習会が免除されます
※資格の有効期限は5年となっており、更新料は22,000円です
JHCA-FCは、日本ホリスティックコンディショニング協会(JHCA)により認定が行われている資格です。フィジカルコンディショナーの資格となっており取得のためには講習会を受講する必要があります(講習会ではストレッチ、トレーニング、バランスのテクニックを学びます)。
こちらの資格は、これからパーソナルトレーナーを目指したいと考えている方、また年齢制限がないことから学生のうちに資格を取得したいと考えている方にもおすすめの資格です。
※資格の有効期限は3年となっており、更新料は5,500円です
JSPO–ATは、日本体育協会(JSPO)が認定する資格です。資格を取得すると、国内のトップリーグや国民体育大会などで活躍しているアスリートをサポートできるようになります。
ただし、受験のためには150時間の基礎カリキュラムと600時間の専門的カリキュラム受講に加え、所定の団体からの推薦状が必要となる点が特徴となっていることから、スキル面に加えて団体との繋がりや信頼関係といった面も必要となります。このことから、難易度の高い資格であるといえるでしょう。
※上記に加えて資格登録料が必要です(4年間で20,000円(基本登録料10,000円+資格別登録料10,000円))
※初回登録時のみ3,300円が必要となります
NSPA-CPTは、アメリカのNSPAにより認定が行われている資格です。資格の取得により、スロートレーニングとして知られている「ハイインテンシティ・ストレングストレーニング(HIT)」の指導者である点を証明できます。
受験するためには、2日間の資格取得コースを受講すること、また認定試験で合格することが必要となります。実践的な内容となっていますので、学び始めてすぐに現場で使用できる点が大きな魅力となっています。
※上記のほか、認定登録料として13,200円が必要です
※資格の有効期限は2年間となっており、更新料は13,200円です
こちらのページでは、パーソナルトレーナーの資格を紹介してきました。ここまでご紹介してきた通り、パーソナルトレーナーとして活躍したいと考える場合に活用できる資格にはさまざまな種類があります。それぞれの資格によって取得に必要な費用や受験資格なども異なります。
また、パーソナルトレーナーの資格については一度取得したとしてもその後ずっと認定が保証されるものではなく、更新が必要となりますので、受験費用に加えてどのくらい更新費用が必要になるのかも改めて確認しておくと良いでしょう。
このように、パーソナルトレーナーとしての資格を取得したいと考える場合には、その内容はもちろんですが取得にかかる費用、更新にかかる費用、受験資格などさまざまな面を確認した上でどの資格の取得を目指すのかを検討することがおすすめです。