当記事では、NSCA-CSCSとはどんな資格なのか、取得するメリット、向いている人、試験内容、働き方について詳しく紹介しています。NSCA-CSCSに興味のある方やパーソナルトレーナーとしてスキルアップを目指している方は、ぜひ参考にしてください。
NSCAは「National Strength & Conditioning Asocation」の略で、全米エクササイズ&コンディショニング協会のことを指します。CSCSとは「Certified Strength & Conditioning Specialist」の略です。
つまり、NSCA-CSCSはNSCAと呼ばれるアメリカの教育団体が発行する「認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト」の資格のことです。
一般の方だけではなく、アスリートやスポーツマンの指導をメインとした資格であるためNSCA-CPTの上位資格と言えるでしょう。
NSCA-CSCSを取得するとどんなメリットが得られるのか気になるものです。ここでは、資格取得によって得られるメリットについて紹介します。
NSCA-CSCSを取得すると、一般の方への指導だけでなくプロスポーツ選手の育成にも役立つスキルを身につけられます。その結果、指導の幅が大きく広がり、パーソナルトレーナーとしてキャリアアップしていけるでしょう。
NSCA-CSCSは、ドーピングや栄養に関する知識を有しているため、幅広い面からスポーツ選手やスポーツチームをサポートしたい方に向いている資格だと言えます。
NSCA-CSCSを取得すると、トレーニングに関する指導や施設の運営管理だけではなく、「栄養面」「生活習慣」「ドーピング対策」など、幅広い分野からアスリートをサポートできます。
最近、健康志向の人が増えていることから、パーソナルトレーナーの需要も高まっています。無資格であってもパーソナルトレーナーとして活動することは可能です。
しかし、知名度の高いNSCA-CSCSの資格を取得しておくと、就職活動時やクライアントから大きな信頼を得やすくなり、活動の場が広がりやすくなります。
NSCA-CSCSが向いているのは以下の方です。
NSCA-CPTの合格率は65%程であるのに対して、CSCSは50%ほどとなっており難易度が上がっていることがわかります。合格率は高いとは言えず、スポーツ系の中でも難しい資格だと言えるでしょう。
NSCA-CSCSは合格率が低い分、取得している人も少ないと考えられるため、資格取得をすると差別化を図りやすくなります。
試験は基礎科学・実践と応用の両セクションに合格しなければならないため、独学が難しければスクールに通うのも1つの手段です。
NSCA-CSCSの試験時間は4時間となっています。スコアード問題190問とノンスコアード問題30問、計220問が出題されます。スケールド・スコアが70以上で合格となっているのです。
NSCA-CSCSは一般の方よりもアスリートへの指導を目的としたトレーナーを対象としているのが特徴です。
NSCA-CSCSを取得しておくと、安全であり効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識やスキルを持っている証明にもなります。
NSCA-CSCSを取得すると、ジムに就職する際に有利だったり、フリーランスとして働く上でも強みが増えたりすると考えられます。
そして、何よりもアスリートやスポーツチームへ指導できるようになるため、活躍の場が増えるのが大きなメリットです。
CSCS取得者の中には、パーソナルトレーナーや医師、ストレングスコーチといった影響力のある資格を有している方も多くいます。以上のことから、パーソナルトレーナーとして、アスリートのサポートをしたい方や国際的に活躍したいと考えている方にぴったりの資格だと言えます。