シニアでもパーソナルトレーナーになることはできるのか、できるとしたらどのような指導をすれば良いのか。パーソナルトレーナーを目指す40代や50代の方々向けに、主に年齢に関する疑問などにお答えしています。
結論から言えば、パーソナルトレーナーには特に年齢制限などはありません。
40代や50代でパーソナルトレーナーとして活躍している方々は大勢います。
また、ほかの業種からパーソナルトレーナーに転職される方も増えています。
もちろん、20代30代の人もおり、年齢や経歴を問わず、さまざまな人がパーソナルトレーナーという職業に就いているのです。
トレーナー未経験という場合でも、養成スクールなどに通って資格を取得すれば、どんな人でもパーソナルトレーナーになれます。
誰もがパーソナルトレーナーになれたとしても、40代・50代は敬遠されるのでは……と思う方がいるかもしれませんが、実際はその逆です。
なぜなら現代ではシニア層の健康意識が高まり、40代・50代の人がジムに通う機会が増えているからです。
シニア層からすると、パーソナルトレーナーが若手だと、運動についていけるかどうか……という不安がまず起こってしまいます。
と同時に、コミュニケーションの面においても、何気ない会話に年代へのギャップを感じ、なかなか打ち解けられないケースが見られます。
その点、同年代のパーソナルトレーナーであれば話が合いやすく、また、トレーナー自身にも体の衰えがあることから、ジムのユーザー目線で指導を行うことができるなど、トレーニングへの説得力が増します。
例えば、四十肩や五十肩は、その名の通り40代・50代に多く見られる症状で、老化に伴って筋肉や腱の柔軟性が失われ、スムーズに動かなくなり、痛みを引き起こすものです。
また、膝に痛みを抱えている人など、シニア層には体のどこかしこに不具合を抱えている人が多く見られます。
こうしたシニア層に寄り添い、共感してくれるようなパーソナルトレーナーであれば、ユーザーも心理面にストレスを抱えることなくジムに通い続けられます。
40代・50代からパーソナルトレーナーを目指す方へ、ここでは2つの疑問点にお答えします。
パーソナルトレーナーなんて自分にできるか自信がないと思い込んでいても、イメージと実際の現場には違いもあるものです。
気になるけれどほかの人には聞きにくいような質問を取り上げてみました。
パーソナルトレーナーと聞くと、ほかの人よりも体力が高いようなイメージを持たれがちですが、実際はそうではありません。
エアロビクスやヨガなどの一般的なトレーナーの場合は、大勢の人の前でお手本のために運動し続けることもありますが、パーソナルトレーナーはそういった指導の仕方をしていません。
1対1のマンツーマンでトレーニング方法の指導やモチベーションアップに向けた声掛けをするため、自分が直接動かないことも多々あります。
もちろん、説得力を高める意味でも自分自身のトレーニングは欠かせませんが、指導をしている間ずっと動いているというわけではないのです。
ジムによっても異なりますが、パーソナルトレーナーはボディービルダーのコンテストで見られるような筋骨隆々のいわゆるマッチョでなくても務まる仕事です。
もちろん、ユーザーに自分の筋肉量を増やしたいという目的があれば、ボディービルダーのような体躯のパーソナルトレーナーを望むこともあるでしょう。
しかし、シニア層の場合はむしろ、自分の体に無理な負担をかけることなく、適切なトレーニングをしたいという方のほうが多いものです。
こうしたユーザーにとっては、筋骨隆々としたトレーナーよりも、むしろ自分と似た体型のパーソナルトレーナーのほうが運動の参考になるはずです。
また、このようにトレーナーにも多様性のあったほうが、ユーザーは自分に適したパーソナルトレーナーを見つけやすくなります。
仕事としてのパーソナルトレーナーに興味があっても、年齢のために踏みとどまってしまう人もおられるかもしれません。
しかし現実には、年齢の高いパーソナルトレーナーも数多く活躍しています。
そして、そうした方々が、パーソナルトレーナーになるための道筋をきちんと残してくれています。
本気でパーソナルトレーナーを目指すのであれば、まず1歩1歩その道をたどってみてはいかがでしょうか。
何かを始めるのに遅すぎることはないのですから。
このサイトでは、トレーナー未経験の方や専門知識がゼロの方でも、時代に求められるパーソナルトレーナーになるための情報を掲載しています。ぜひ参考になさってみてください。