パーソナルトレーナーは幅広い専門知識とスキルを駆使してお客様の目標達成を実現するために、臨機応変に考えその人に合った指導を行わなければいけません。
以下では、パーソナルトレーナーにはどんな人が向いているのかについて解説します。
パーソナルトレーナーとして働く上で、絶対に必要な資格や学歴といったものはありません。そのため、単純にパーソナルトレーナーになるだけであれば誰でも自称することが可能です。
しかし、正しくパーソナルトレーナーとして活躍していこうと思えば、人体に関する知識や運動指導に関する知識、その他にも栄養学や生理学、またコミュニケーション能力など対人スキルといったものも必要になってきます。
パーソナルトレーナーは法律やルールで資格要件が定められていないからこそ、個人の努力や取り組みによって実力や実績を証明し、お客様からの信用・信頼を獲得していかなければならない職業です。そのため、パーソナルトレーナーとして必要なことは幅広く、多方面にアンテナを張りながら積極的に学んでいく姿勢が何よりも大切になります。
1つ目は「自分自身のモチベーションをコントロールできる人」です。
パーソナルトレーナーは、お客様自身のモチベーションを高め、維持する必要があります。そのため、まずは自分自身のモチベ―ションの高さが重要。
お客様がしっかりと成果を出すためにも、パーソナルトレーナーは自分自身のモチベーションを冷静にコントロールしつつ、お客様を引っ張っていくことが求められます。
2つ目は「教え上手、褒め上手な人」です。
お客様が頑張ったときには、その内容を具体的に褒めることでやる気を引き出しましょう。
結果としてお客様のモチベーション維持にもつながり、ひいては体の変化にも繋がっていきます。
パーソナルトレーナーとしての知識が豊富であっても上から目線ではなく、お客様が指導内容を理解できるように教え上手、褒め上手のスキルが求められます。
3つ目は「専門的な勉強に対して向上心がある人」です。
人体の構造やトレーニング理論に関する情報は、常に新しい論文が発表され、情報は更新され続けています。
多様なお客様のニーズに応えていくためにも、そういった専門的知識を常に勉強し、知識をアップデートし続ける必要があるのです。
4つ目は「気遣いができて適切なコミュニケーション能力がある人」です。
お客様が抱えている課題や問題はそれぞれ異なります。パーソナルトレーナーはマンツーマンで指導する際に、お客様の課題を素早く見抜き、分析する必要があります。
改善するためのアドバイスもセオリー通りのものを伝えるのではなく、お客様の体や精神状態まで気を配った的確なアドバイス力が求められるのです。
パーソナルトレーナーとして働くためには、お客様に対して厳しいことを伝えなければならない場合もあります。そしてそのような場合において、お客様を失うことを恐れるあまり、プロとして不適格な指導を行ったり、不正確な情報を伝えたりしては、結果的に十分なトレーニング効果を得られずお客様からの信頼を失ってしまいかねません。
言葉選びや表現、伝え方などに配慮することは不可欠ですが、相手が誰であってもプロとしてプライドを持ち、誠実かつ的確にアドバイスする姿勢は重要です。
自分に何かしらのコンプレックスのある人や、トレーニングなどでそのコンプレックスを乗り越えた経験のある人は、同様にコンプレックスを抱えて悩んでいる人々の心にも寄り添いやすくなります。また、自分のコンプレックスを語った上で、それを乗り越えられた現在の姿を見せられれば、自分自身がまさしく「生きた証拠」としてトレーニングの価値を伝えられる点も強みです。
パーソナルトレーナーとして、そもそもトレーニングを好きで楽しめることは大切な要素です。トレーニングでは肉体に大きな負荷をかけるため、強制的にやらされているという意識ではなかなか継続させることができません。
大変なことでも、辛いことでも、楽しめるからこそ前向きに続けていけるというマインドはとても重要です。
また自分自身がトレーニングを楽しめることで、その様子からプラスの印象をお客様にも伝えやすくなるでしょう。
パーソナルトレーナーはお客様に対してマシンの使い方や運動の仕方を実践して見せたり、時には一緒に運動をしたりすることもあります。その上、1日に複数人のお客様が予定されている場合、パーソナルトレーナーはずっと体を動かし続けることになるでしょう。
そのため、パーソナルトレーナーは自分自身の健康管理や体力作りにも意識を向けなければなりません。またビジネスパーソンとして病気に強い体を維持することはチャンスの拡大にもつながります。
パーソナルトレーナーを活用してトレーニングに取り組もうとするお客様の多くは大なり小なり、頑張って自分自身を変えたり目標を達成したりしたいといった思いを抱えています。
トレーニングに励む理由や事情は人それぞれに異なり、抱いている気持ちや悩みも様々です。だからこそ、誰に対しても誠実に寄り添い、その思いを尊重しつつプロとしてしっかりとサポートしていける人はパーソナルトレーナーの素養があります。
パーソナルトレーナーは大きく体を動かしていれば良いという仕事でなく、必要に応じて適正なトレーニングメニューを構築したり、正確な栄養管理や食事メニューの管理を行ったりと、細かく頭や神経を使って仕事をするタイミングも少なくありません。また自分でパーソナルジムを経営する場合はビジネスパーソンとしての事務作業も必要です。
どのような仕事や作業に対しても、手を抜かず取り組める姿勢を意識しましょう。
このページで挙げてきた「パーソナルトレーナーに必要なこと」や「パーソナルトレーナーに向いている人の特徴」などは、実際はパーソナルトレーナーだけでなく多くの職業や業種においても当てはまります。同時に、全てを完璧な水準で実践できる人はほとんどいないでしょう。
だからこそ、まずは自分自身を冷静に見つめ直し、自分の得手不得手をきちんと考えた上で、パーソナルトレーナーにとって大切な条件に合致している部分があれば自信を持って伸ばしていくマインドが大切です。また不得意を放置するのでなく、得意を活かして伸ばすことにより、それがパーソナルトレーナーとしてあなた自身を象徴する個性になるかも知れません。
パーソナルトレーナーとして活躍したいのであれば、コミュニケーション能力はもちろん、知識をアップデートし続けられる向上心が非常に重要。
ただ資格を持っているだけではなく、他のトレーナーに埋もれない強みが必要です。
つまり、資格はもちろん、就職後の現場で活躍できるだけの技術とノウハウを手に入れられるスクールに通うべきなのです。
当メディア「トレ道」編集チームでは、現場で活躍できることに主軸を置いている「Dr.トレーニングスクール」を取材しました。
現場での活躍を見据えているからこそ、在籍する講師陣は、すべてが年間1,000セッション以上の実績を持つ現役トレーナーばかり(2023年1月時点)。
また、スクールのカリキュラムはアメリカの国家資格である「BOC-ATC」や「NSCA-CSCS」の知識・スキルをベースに構成。そのカリキュラム内容は、日々発表される論文や文献を基に、アップデートを定期的に実施する徹底ぶり。
“本気”で学びたい全ての人へ、“本物”の知識と経験を伝えるからこそ、パーソナルトレーナーとしての市場価値を高められるのです。