JATI-ATIとは「日本トレーニング指導者協会(JATI)」が認定を行っている資格で、トレーニングの指導者としての資格のひとつとなっています。ちなみに「ATI」とは「Accredited Training Instructor」の略であり「トレーニング指導者」を意味します。こちらの資格を取得することにより、科学的な根拠に基づいた運動プログラムの作成・指導を行える専門的なトレーニング指導者であると証明できるようになります。
このJATI-ATIの特徴のひとつが「日本発祥のトレーナー資格」という点が挙げられます。そのため、JATI-ATIを含むJATI資格は日本人に合ったトレーニング指導に関する知識やスキルを身につけられるといった面があります。 また、JATI-ATIはアメリカの団体が認定している資格「NSCA-CPT」「NESTA-PFT」の資格とともにパーソナルトレーナーの3大資格とされているほど有名な資格です。
まず、JATI-ATIを取得することにより就職に有利であるといった点がメリットとなります。これは、スポーツジムやフィットネスクラブのトレーナーに関する求人では、「JATI-ATIの有資格者である」という点を条件としているケースが多いためです。
JATI-ATIを保有していると、トレーニング指導者として必要とされる知識やスキルを持っていると評価されることから、トレーナーとして活躍したいと考えている場合はJATI-ATIの資格取得を目指すのは非常におすすめです。
JATI-ATIの特徴のひとつが「更新性の資格である」という点です。JATI認定資格においては、認定を行っている日本トレーニング指導者協会が指定している継続単位を有効期限内に取得する(15単位以上)必要があります。この単位を取得しないと資格の更新ができないことになっています。
以上から、常に学びを続けられる環境が用意されているといえます。常に新しい内容を学び続けるのは、トレーニング指導者として活躍し続けるためにも必要なことであるといえるでしょう。
日本トレーニング指導者協会では、会員や認定資格の保有者に対してさまざまな情報提供を積極的に行っています。例えば、最新の科学的知見やトレーニング方法のほか、求人情報といった有益な情報を自然と手に入れられるようになる、という点は非常に大きなメリットといえます。
このように協会から提供された情報を活かしながら、よりよい指導につなげていくことともできるはずです。
前述の通り、JATI-ATIは非常に有名なトレーナー資格です。そのため、ジムやフィットネスクラブにトレーナーとして就職したい、活躍したいと考えている人はJATI-ATIを取得していれば就職活動を有利に進められる可能性を高められます。
実際に、ジムやフィットネスクラブのトレーナーの求人を見ると、JATI-ATIの資格を持っていることが条件となっているケースが多いため、このような仕事に就きたいと考えている方は資格取得を目指すのがおすすめです。
これからトレーニングの指導者としてどんどんステップアップしていきたいと考えている人にとってもJATI-ATIはおすすめです。JATI資格には、こちらのページでご紹介しているATIのほか上位資格が2つ用意されており、ステップアップ方式となっています。
具体的には、「JATI-AATI(上級トレーニング指導者)」「JATI-SATI(特別上級トレーニング指導者)」といった資格がありますので、より知識やスキルを磨いて上位の資格を目指すこともできます。
JATI-ATI資格認定のための条件は、以下を満たしている必要があります。
引用元:JATI-日本トレーニング指導者協会-公式HP(https://jati.jp/license/acquisition.html)
JATI-ATIの合格率は年度や受験会場によって異なりますが、おおむね「50〜90%」の割合で推移しています。また、試験種別によっても合格率が異なり、「養成校・養成期間対象」よりも「一般対象」の方が合格率は高い傾向があります。
JATI-ATIの試験の場合、筆記試験のみとなっており実技試験はありません。以上から、筆記試験で出題される範囲をしっかりと勉強して試験に挑むことによって、高い確率で合格が期待できるといえるでしょう。
JATI-ATIの試験では、養成講習会で学ぶカリキュラムの内容が出題されます。試験では「一般科目」と「専門科目」があり、それぞれ90問用意されています。
試験は筆記のみとなっているため、これまでに実務経験があまりない人や実務能力が低いといった場合でも、しっかりと勉強してから試験に挑戦することによって取得できる可能性を高められます。
JATI-ATIを取得した後の働き方として考えられる選択肢のひとつが「パーソナルトレーニングジム」への就職です。前述の通り、ジムのトレーナーの求人ではJATI-ATIを保有している点を条件としているところが多く見られることから、資格を取得しておけば就職する際に有利になる可能性が高いです。
そのため、トレーナーとして経験を積みたいと考えている場合には、まずパーソナルトレーニングジムなどに就職し、実務経験を積んでいくのがおすすめといえます。
ジムなどで働いて経験を積んだら、パーソナルトレーナーなどとして独立したり、開業したりすることもできます。パーソナルトレーナーとして仕事をする上では資格は必須ではないものの、JATI-ATI資格を取得しておけばトレーニングに関する高い知識とスキルをしっかりと身につけているといった点を証明できるため、お客さまを集めやすいというメリットもあります。
以上から、将来的には独立・開業を目指している場合においてもJATI-ATIを取得しておくと良いでしょう。
JATI-ATIを取得すると、さまざまなスポーツ団体においてトレーニングコーチとして活躍することも可能となります。もちろん、トレーニングコーチとして働くためには実務経験ありの方が望ましいといえるものの、JATI-ATI資格を取得していることによって採用される可能性を上げられるといえます。
トレーナーを目指すライバルが多い今日において、資格は持っていて当然。逆に言えば、資格を持っているだけでは活躍することは難しいでしょう。
重要なのは資格だけでなく、他のトレーナーに埋もれない“専門性”を手にすること。トレーナーとして活躍することを目指すのであれば、資格はもちろん、就職後の現場で活躍できるだけの市場価値を手に入れられるスクールに通うことも視野に入れるべきなのです。
当メディア「トレ道」編集チームでは、現場で活躍できることに主軸を置いている「Dr.トレーニングスクール」を取材しました。
現場での活躍を見据えているからこそ、在籍する講師陣は、すべてが年間1,000セッション以上の実績を持つ現役トレーナーばかり(2023年1月時点)。
また、スクールのカリキュラムはアメリカの国家資格である「BOC-ATC」や「NSCA-CSCS」の知識・スキルをベースに構成。そのカリキュラム内容は、日々発表される論文や文献を基に、アップデートを定期的に実施する徹底ぶり。
“本気”で学びたい全ての人へ、“本物”の知識と経験を伝えるからこそ、パーソナルトレーナーとしての市場価値を高められるのです。